宅建士試験、初学者の間で人気の「民法がわかった」について

宅建士試験の受験生の中で人気の「民法がわかった」をこないだ立ち読みしてみました。

確かにわかりやすくまとめられていると思います。

これは人気があるのもうなずけます。

そもそも民法はすごく難しいです。間違いなく宅建で言えばラスボス的な存在であることは間違いありません。他の科目はやればやるだけ成果が上がる科目だと思います。つまりアウトプットをすれば、するだけでインプットになるということです。

これは、現在私が宅建の受験勉強中に感じたことです。特に宅建業法なんかはアウトプット=インプットと言ってもいいほど、知識が身に付き、得点が上がります。

民法は違います。おそらく、民法はアウトプット=インプットとはならないはずです。行政書士試験のときもそうでした。理解インプットがないとアウトプットとならないのです。要するに理解なしに問題が解けないのです。

行政書士試験に限っては過去問の焼き直しということはほとんどないのです。

このように、民法はどの法律系の資格試験においてもある意味、落とし穴といわざる得ないのです。

深入りしすぎてもダメ、やらなさすぎもダメとさじ加減が大切な科目なのです。

他ブログなどでは民法は捨てるべきという声もあります。確かに宅建士試験においてはそれも不可能ではないでしょう。しかし、私個人としては捨てるべきでは決してないと思います。

そうなった時、大事なのが参考書・テキスト選びです。

「民法がわかった」は厚さもそこそこあり、本としてのボリュームはあるほうだと思います。しかし、これを一周読めば、民法の基本的なことを理解できるでしょうい。さらに2週、3週読んで、基礎固めをすれば民法に対する苦手意識がなくなるでしょう。

宅建士試験、合格するために民法を捨てるか捨てないかの選択は自由だと思いますが、個人的には、深入りしないまでも民法の基本を理解しておいた方が良いように思います。

誤解しているかも知れませんが、私は民法が苦手でした(今も少し苦手)が、民法が嫌いというわけではありません。民法を勉強していたら楽しいし、好きな科目です。

きっと、民法を勉強していったら、あなたも民法が好きになるはずです。