宅建士試験には学歴制限も一般知識も必要ない!!

宅建士試験の大きな特徴の一つとして、受験資格に制限がないということです。

誰でも受験することができます。これは非常に素晴らしいことだと思います。ですが、こういった制限のない国家資格は他にも多くあります。司法書士も学歴制限なしで受験できます。

逆に学歴制限のある資格として有名なのが社会保険労務士という資格です。これには確か一部の人を除いて、短大卒、あるいわ大卒の学歴制限があります。

ところで行政書士試験の場合はどうかというと、宅建士試験と同様、学歴制限も受験資格の制限もありません。

ですが、これら二つの試験には違いがあります。

実は行政書士試験には学歴制限がある!?

何かというと、行政書士試験には一般知識という高卒あるいわ大卒程度の知識が問われる科目があります。これがあるというのは私は実質の学歴制限があるように思えて仕方ありません。しかも足キリまであります。

宅建士試験にはご存知のように、この一般知識などがありません。本当に学歴に関係なく、受験できるのです。

つまり、昔取った杵柄という状態にはならないということです。学生時代の知識を持ち越さなくていいということです。

初学者であれば、ほとんど同じ位置からスタートが切れるのです。

これほど、受験生にとって、平等なことはないでしょう。

きっと、初学者からしてみれば、宅建業法も民法も不動産登記法などを学んだ経験なんて皆無でしょう。これは高学歴の人でも同じことだと思います。

中卒であろうが六大学卒業であろうがスタートはほぼ一緒ということになります。

勿論、能力や勉強に対しての意識や抵抗のなさ、ボキャブラリーなどには差があるのは確かです。ですがこれからする勉強量というものに対してはみな平等というわけです。

ちなみに行政書士試験では圧倒的に高学歴の人の方が有利です。一般に低学歴な人はこの一般知識があるために不利ということになります。

そういった意味でも行政書士試験などよりは宅建士試験の方が取り易いということになります