やはり権利関係の知識があると宅建士試験に有利だということ。

権利関係の知識、民法を丸投げにして宅建士試験に合格するには厳しいと思います。

宅建士試験に捨て科目はないと言っていいでしょう。例え難しいといわれている民法も例外ではありません。

なぜならば、民法の一部の知識が借地借家法や宅建業法でベースとなることが多いからです。

例えば手付であったり、瑕疵担保の特約のところであったり、借地権と賃貸借の比較であったりと民法というところの知識がどうしても必要となってきます。

だからどの参考書でも民法を一番先に学ばせるような構成になっているのです。

その点でも、民法の学習経験があると非常に楽です。

でも、反対に民法に注力しすぎてはいけません。

民法は10点分しか配点がありません。ここを重点的に勉強しすぎて、宅建業法や法令上の知識などをおろそかにしては本末転倒と言わざるを得ません。

宅建の試験のミソはここにあると思います。

いかに民法に深入りしないかこれが大事です。ただ民法は常識で解けるとか言われていますが、決してそんなことはありません。

あなたの常識がどれほどあるかわかりませんが、きっと無勉では1問も解けないと思います。

確かに民法は、当たり前のことを難しく書いている感もありますが、ですが難しいことには間違いありません。

まずは民法の10点より、他の科目での10点を目指すのが合格への近道です。

それが、今回の試験で身にしみました。私の場合はたまたま民法の学習の経験があったから少し楽しただけです。

初学者の人は民法よりも宅建業法、その他税、法令上の制限に力を入れるべきです。